測定用語辞典

MLSS測定に関する用語説明

活性汚泥処理とは

 排水処理方法のうち、生物処理のうちの好気性微生物処理の一種で、細菌と原生動物を中心とした生物群から構成し、溶存酸素を水中から取り込み、餌として取り入れた有機物を酸化分解する方法です。

 活性汚泥法は、調整槽、ばっ気槽、沈殿槽およびばっ気槽への返送汚泥工程からなり、特に、浮遊物質の除去を目的に、調整槽の位置に最初沈殿槽を置く場合は、ばっ気槽の後の沈殿槽を最終沈殿槽と呼ぶこともあります。

 排水はまず調整槽に集め、排水組成をできるだけ均一にした後、栄養分を加えpHを調整します。最初沈殿槽の場合は懸濁物を除去した後、その一定量を連続的にばっ気槽に供給します。ばっ気槽では一定時間空気をばっ気しながら排水を滞留させることにより、予め馴養された好気性微生物により有機性物質は酸化分解させます。

 次に、活性汚泥と排水の混合液は沈殿槽へ送られ、2~3時間滞留させることにより、活性汚泥を上澄液と分離し自然沈降させます。(最終)沈降槽の上澄液は処理水として放流し、沈降した汚泥は集泥機で槽底部中央にかき寄せ、一部の汚泥はばっ気槽へ返送し循環使用し、ばっ気槽内の活性汚泥濃度を保持します。余剰汚泥は系外に引き抜き、脱水濾過機により脱水した後、乾燥、焼却して処分します。

製品全般に関するお問い合わせ
電話問い合わせ

【受付時間】
(月~金・祝日) 8:45~17:20

メール問い合わせ