測定原理

ガラス電極法測定原理

電極は、右図のように「ガラス電極」と「比較電極」を組み合わせた構造になっています。この2本の電極を測定水に浸けたときに電極間に発生する電位差から、pHを測定します。

「ガラス電極」の本体はガラス製で、その先端のガラス膜はリチウム系ガラスでできています。このガラス膜が主要部であり、水素イオン濃度に応じた起電力が発生します。
通常、内部液には塩化カリウムを混合した緩衝液が使用され、内部電極には銀-塩化銀電極が用いられます。

「比較電極」は、通常、内部液に塩化カリウム溶液を使用し、内部電極には、銀-塩化銀電極を使用します。
比較電極と内部液が測定水に接する部分を「液絡部」といいますが、この部分で測定水との電気的な接触を保つために、少しずつ流出することが理想的です。
液絡部にはさまざまな形状がありますが、弊社のpHメーター(IP-135)では、多孔性セラミック型を採用しています。この多孔性セラミックは、比較電極の内部液が電極から大量に流出することなく少しずつゆっくりと流出するため、標準的な水溶液の測定に適しています。

弊社のガラス電極

ガラス電極法測定原理

弊社のガラス電極は、右図のように、ガラス電極に比較電極を組み込んだ複合電極となっています。
測定液に浸すだけでpH測定ができ、取扱いや洗浄などのメンテナンスも簡単で、便利な構造です。

ガラス電極方式採用製品

pH/ORPメーター IP-130

pH/ORPメーター
IP-130
【製造終了】

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