食品用微量酸素分析計 IS-300

食品や薬品の包装パック内の酸素測定に最適です。
ジルコニア式センサー、自動吸引ポンプで測定がスピーディーです。

FAQ一覧

測定について

チューブが折れ曲がってしまいました。測定に支障はありませんか?

基本的には支障ありませんが、数値が高めに出る場合は、サンプリングチューブを新品と交換してください。

測定時、数値が下がりません。原因は何ですか?

注射針、サンプリングチューブ、フィルターの詰まり、または針元内部のパッキンの劣化が考えられます。新品と交換してください。

それでも改善しない場合は、ポンプの吸引能力の低下またはセンサーの劣化が考えられます。
新しいポンプまたはセンサーとの交換が必要です。弊社までご連絡ください。

パックマスター/パックキーパーとの違いについて

大気校正時、ガルバニ電池式酸素センサー使用機種(パックシリーズ,RO-102)では20.9%(20.93%)を表示しますが、ジルコニア式酸素センサー使用機種(IS-300)では20.60%を表示します。低く表示されるのはなぜですか?

大気校正値に湿度を入れてあるかないかの違いです。
ガルバニ電池式酸素センサー使用機種のパックシリーズ(またはRO-102)は乾燥した空気で校正することを前提に設計されているのに対して、ジルコニア式酸素センサー使用機種(IS-300)は、年間の平均的な湿度で校正することを前提に設計されています。
湿度が高くなるとO2濃度は減少するため低く表示されます。
0~1%の測定ではこの差はごく小さなものですので問題はありません。

ジルコニア電池式酸素センサー使用機種(IS-300)とガルバニ電池式酸素センサー使用機種(パックマスター/パックキーパー、RO-102)では測定ガスによる影響に違いはありますか?

はいあります。以下のような違いがあります。
ご使用状況に適した製品の選定をおすすめします。<ジルコニア式(IS-300)>
可燃性ガス : 影響あり。測定不可。
CO2 : 影響なし。測定可能。
湿度 : 影響は少ない。(ただし結露状態では故障の要因になります。)

<ガルバニ電池式(パックマスター/パックキーパー、RO-102)>
可燃性ガス : 影響なし。測定可能。
CO2 : 濃度が10%程度以下であれば測定可能。
※ただし、再現性が悪くなる、センサー寿命が短くなるなどの影響が出る可能性もあります。
湿度 : 影響は少ない。(ただし結露状態では故障の要因になります。)

製品全般に関するお問い合わせ
電話問い合わせ

【受付時間】
(月~金・祝日) 8:45~17:20

メール問い合わせ