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~溶存酸素(DO)測定~
溶存酸素は、水に溶解している酸素量のことで、DO(Dissolved Oxygen)とも呼ばれます。酸素が溶け込むことのできる量は水温が低いほど、また圧力が大きいほど多くなります。1気圧、20℃の条件下では、8.84mg/Lの酸素が溶け込み、これを飽和溶存酸素量といいます。
溶存酸素は、水中生物の生存や河川・湖沼の自浄作用、生物処理の浄化作用、下水などの好気性生物処理の管理に不可欠な要素です。このような環境基準や排水管理上の指標としてだけでなく、製品の製造工程における脱酸素処理の管理指標や、さまざまな研究開発分野で液体中の化学反応の作用を調べるための材料として溶存酸素量を測定することもあります。
いずれの場合も、溶存酸素量によって水質や、製品の品質に影響が出るため、目的に応じて適正な溶存酸素量を管理することが必要になります。
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