「pHセンサー出力異常」のメッセージは、pH電極点検時にセンサー出力が低下または出力範囲外の場合に表示されます。下記にしたがって、確認および処置をお願いします。

本体の保管環境と標準液に温度差がある pH電極を標準液にしばらく浸けて温度を安定させてから、pH電極点検を行ってください。
「電極保管用キャップ」に、内部液以外の水道水や純水などを入れて保管していた pH電極の保管時は、電極保管用キャップにpH/ORP内部液を入れて保管する必要があります。電極の先端部をpH/ORP内部液(KCl)に約2時間浸けて、その後、pH電極点検を行ってください。
pH電極点検時、電極のローレットネジを締めている ローレットネジをゆるめて、pH電極点検を行ってください。
内部液の量が半分以下に減っている
古い内部液を使っている
内部液に他の液体が混ざっている
内部液が少なくなっている場合は、内部液を補充してください。また、減っていなくても前回内部液を交換してから3ヶ月以上経っている場合や、内部液に他の液体が混ざっている場合は、今入っている内部液を全て出してから、新しい内部液を入れてください。その後、再度pH電極点検を行ってください。
交換頻度は、毎日測定する場合は1ヶ月に1回、時々測定する場合は3ヶ月に1回が目安です。
pH電極先端部の電極膜やジャンクションが汚れている 電極プロテクトキャップをガラス電極から取り外し、油分などの有機物の汚れは、アルコールまたは中性洗剤などを含ませたティッシュペーパーなどで軽く拭き取った後、純水で洗浄してください。
pH電極点検前に電極先端の電極膜が乾燥してジャンクション付近に白い結晶が付着していた pH電極先端部をpH/ORP内部液に2時間以上浸してから、pH電極点検を行ってください。
汚れたり劣化した標準液を使用している。または、標準液と異なる液体を使用している。
標準液を正しく調整し直し、再度pH電極点検を行ってください。
pH電極のコネクターが濡れている
本体とpH電極のコネクター部を乾燥させてください。

上記の処置を行っても改善されない場合は、pH電極の破損(ひびが入っている、pH電極先端部の電極膜が割れている、ジャンクションが折れている、ケーブルが断線しているなど)が考えられます。破損の症状が見られる場合は、新品のpH電極に交換してください。
pH電極(型式:P-135T)標準価格¥30,450
新品のpH電極に交換した場合は、pH7の標準液から2点校正をおこなってください。

新品のpH電極に交換しても改善されない場合は、弊社にてお預かりし、点検・修理対応となります。

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