エラー表示が出る
数値がおかしい
その他の気になる症状

エラー表示が出る場合(該当する表示をクリック)

「センサー不安定」

「センサー不安定」は、通常より測定に時間がかかったこと(90~120秒)をお知らせする表示です。
測定に時間がかかる要因として、針やフィルターなどガス経路に詰まりがある、測定環境の温度変化が激しい、もしくは酸素センサーの隔膜が破損していることが考えられます。下記にしたがって、確認および処置をお願いします。

針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続にゆるみがある
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続部をしっかり締め込んでください。
フィッティング付サンプリングチューブは、本体側の接続部に、チューブの先端が8~9mm程度を目安に入り込むよう、奥までぐっと強く押し込んでください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブに詰まりがある
詰まりチェックを実施し、詰まっている部品の詰まりを取り除くか、新品と交換してください。詳細は、詰まりチェック を参照してください。
それでも改善されない場合は、修理依頼をしてください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブが破損している
破損した部品を新品に交換してください。
・酸素センサーが正しく取り付けられていない
・ハウジング用Oリングが外れている
・プローブ(青)の▼マークとハウジング(赤)の▲マークを合わせて取り付けてください。
・ハウジング用Oリングを正しく装着してください。
詳細は、酸素センサーの交換手順 をご参照ください。
酸素センサーとハウジングの間に水や異物が入っている
酸素センサーを取り外して、ハウジング内を清掃してください。酸素センサーの表面中心部の金属メッシュ部分はティッシュなどで軽く拭いて水や異物を除去してください。
測定環境温度の変化が激しい(空調の吹き出し口、ストーブが近い)
空調などの影響を受けない温度変化の少ない室内で、スパン校正してください。

上記の処置を行って校正条件を確認しても解消されない場合は、酸素センサー隔膜の破損が考えられます。酸素センサーを新品と交換してください。詳細は、酸素センサーの交換 をご参照ください。(保証期間内の場合は弊社へお問い合わせください。)

<パックリーダーのみ>
上記の処置を行っても解消されない場合は、CO2センサーの寿命または故障が考えられます。CO2センサーは弊社にてお預かりしての対応となりますので、弊社まで交換修理依頼をしてください。

「負圧検知」

-40kPaよりも低い負圧を検知したときに「負圧検知」が表示されます。主な要因として、ガス経路に詰まりがある場合などに適切にガスを吸引できず負圧状態になってしまったことが考えられます。
下記にしたがって、確認および処置を行ってください。

チェックバルブが正しい向きで装着されていない
チェックバルブの細い方がサンプリングチューブ側になるよう、正しい向きに装着し直してください。詳細は、チェックバルブの交換 をご照ください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブに詰まりがある
詰まりチェックを実施し、詰まっている部品の詰まりを取り除くか、新品と交換してください。詳細は、詰まりチェック を参照してください。
それでも改善されない場合は、修理依頼をしてください。
酸素センサーとハウジングの間に水や異物が入っている
酸素センサーを取り外して、ハウジング内を清掃してください。酸素センサーの表面中心部の金属メッシュ部分はティッシュなどで軽く拭いて水や異物を除去してください。
それでも改善しない場合は、酸素センサーを新品に交換してください。
詳細は、酸素センサーの交換 をご参照ください。
(センサー保証期間内の場合は弊社へお問い合わせください)

上記の処置を行って校正条件を確認しても解消されない場合は、本体内部の詰まりが考えられます。弊社にてお預かりし、修理対応となります。

高濃度ガス検知

O2高濃度ガス検知
O2・CO2高濃度ガス検知(パックリーダーのみ)

左:パックマスターおよびパックキーパーでの表示例
右:パックリーダーでの表示例(O2・CO2)

40%O2以上または40%CO2以上の高濃度ガスを2分以上検知したことときに「高濃度検知」が表示されます。
高濃度ガスのサンプルを測定したままになっている場合、2分以上測定しない場合は、一旦大気を測定して濃度を下げてください。高濃度ガスに酸素センサーがさらされると、寿命が短くなる場合があります。

それでも解消されない場合は、本体またはセンサーの故障が考えられます。弊社にてお預かりし、修理対応となります。

数値がおかしい場合(具体的な症状をクリック)

O2測定値がいつもより低めに表示される CO2測定値が低めに表示される(パックリーダー)
O2測定値がいつもより高めに表示される CO2測定値が高め(または大気を測定して「0.0」以外)の値が表示される(パックリーダー)
O2測定値が「0.00」を示す CO2測定値が「0.0」を示す(パックリーダー)
測定値や校正値の表示が変化しない 測定値がふらつく、測定に時間がかかる
O2測定値が点滅する CO2測定値が点滅する(パックリーダー)
O2測定値がマイナスを表示する
CO2測定値が「----」を示す(パックリーダー)

O2測定値がいつもより低めに表示される

同じサンプルを測っていていつもより低めの値が出る場合は、下記について確認および処置を行ってください。

スパン校正をしていない場合
十分に安定時間を取り、スパン校正を行ってください。スパン校正は通常1日1回、最初の測定前に行ってください。
(ただし、真値とのズレが5%程度許容できる場合は、実施目安は、1日1回でなく大気を測定したときの酸素濃度が20%O2以下、または22%O2以上のときです。)
酸素センサーとハウジングの間に水や異物が入っている
酸素センサーを取り外して、ハウジング内を清掃してください。酸素センサーの表面中心部の金属メッシュ部分はティッシュなどで軽く拭いて水や異物を除去してください。
酸素センサーが濡れていたり表面に結晶物がある
酸素センサーを新品に交換してください。詳細は、酸素センサーの交換 をご参照ください。(センサー保証期間内の場合は弊社にお問い合わせください。)

上記の処置を行っても改善しない場合は、本体の故障が考えられます。弊社にてお預かりし修理対応となります。

CO2測定値がいつもより低めに表示される(パックリーダーのみ)

パックリーダー(RO-105L/105LS)でO2/CO2測定していて、いつもよりCO2測定値が低めに表示される場合は、下記について確認および処置を行ってください。
【注意】下記のうち、下線付赤文字の記載内容は、2023年11月28日以降の出荷品のみの内容となります。

CO2校正(CO2スパン校正)を実施した場合
CO2校正(CO2スパン校正)が正しく行われていない可能性があります。
初期化をしてください。初期化をすることで、CO2校正値が弊社出荷時の設定に戻ります。

初期化をした場合は、CO2校正値だけでなく、「O2校正値」「O2表示設定」「CO2非表示」「上限設定」「測定モード」「出力設定」も出荷時の状態に戻ります。任意で設定していた場合は、再度同じように設定が必要です。
(測定待機画面で「MENU」→「機能」を選択→機能メニュー画面で「初期化」を選択→確認画面で「▶」を押すと、初期化が完了です。)

または、測定濃度付近のCO2標準ガスで再度CO2校正CO2スパン校正)を行ってください。
それでも解消しない場合
サンプルガスなどの影響によりCO2センサーが経時変化したことで、測定値がズレている可能性があります。
CO2ゼロ校正を実施してください。

上記の処置を行っても改善しない場合は、CO2センサーの寿命または故障が考えられます。CO2センサーの交換は、弊社にてお預かりしての対応となります。弊社まで交換修理依頼をしてください。

O2測定値がいつもより高めに表示される

同じサンプルを測っていていつもより高めの値が出る場合は、下記について確認および処置を行ってください。

スパン校正をしていない場合
十分に安定時間を取り、スパン校正を行ってください。スパン校正は通常1日1回、最初の測定前に行ってください。
(ただし、真値とのズレが5%程度許容できる場合は、実施目安は、1日1回でなく大気を測定したときの酸素濃度が20%O2以下、または22%O2以上のときです。)
直前に高濃度O2のサンプルガスを測定している
高濃度サンプルを測定した直後は、値が高くなる場合があります。一度大気を測定し、再度測定をしてください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続にゆるみがある
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続部をしっかり締め込んでください。
フィッティング付サンプリングチューブは、本体側の接続部に、チューブの先端が8~9mm程度を目安に入り込むよう、奥までぐっと強く押し込んでください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブに詰まりがある
詰まりチェックを実施し、詰まっている部品の詰まりを取り除くか、新品と交換してください。詳細は、詰まりチェック を参照してください。
それでも改善されない場合は、修理依頼をしてください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブが破損している
破損した部品を新品に交換してください。
・酸素センサーが正しく取り付けられていない
・ハウジング用Oリングが外れている
・プローブ(青)の▼マークとハウジング(赤)の▲マークを合わせて取り付けてください。
・ハウジング用Oリングを正しく装着してください。
詳細は、酸素センサーの交換手順 をご参照ください。
大気を測定して20.0%O2以下または22.0%O2以上を表示する
十分に安定時間を取り、スパン校正を行ってください。

上記の処置を行っても改善しない場合は、本体の故障が考えられます。弊社にてお預かりし修理対応となります。

CO2測定値がいつもより高め(または大気を測定して「0.0」以外)の値が表示される(パックリーダーのみ)

パックリーダー(RO-105L/105LS)でO2/CO2測定していて、いつもよりCO2測定値が高めに表示される場合は、下記について確認および処置を行ってください。
【注意】下記のうち、下線付赤文字の記載内容は、2023年11月28日以降の出荷品のみの内容となります。

直前に高濃度CO2のサンプルガスを測定している
高濃度サンプルを測定した直後は、値が高くなる場合があります。一度大気を測定し、再度測定をしてください。
CO2校正(CO2スパン校正)を実施した場合
CO2校正(CO2スパン校正)が正しく行われていない可能性があります。
初期化をしてください。初期化をすることで、CO2校正値が弊社出荷時の設定に戻ります。(初期化は、測定待機画面で「MENU」→「機能」を選択→機能メニュー画面で「初期化」を選択→確認画面で「▶」を押すと、初期化が完了です。)

または、測定濃度付近のCO2標準ガスで再度CO2校正(CO2スパン校正)を行ってください。
それでも解消しない場合
サンプルガスなどの影響によりCO2センサーが経時変化したことで、測定値がズレている可能性があります。
CO2ゼロ校正を実施してください。

上記の処置を行っても改善しない場合は、CO2センサーの寿命または故障が考えられます。CO2センサーの交換は、弊社にてお預かりしての対応となります。弊社まで交換修理依頼をしてください。

O2測定値が「0.00」を示す

サンプルを測っていて「0.00」を表示する(スパン校正をしても「0.00」を表示する)場合は、酸素センサーが正しく装着されておらず出力がない場合や、プローブに断線があり故障している可能性が考えられます。下記について確認および処置を行ってください。

酸素センサーが正しく取り付けられていない
酸素センサーのピンを、プローブ(青)の穴の位置にしっかり合わせて装着してください。詳細は、酸素センサーの交換手順 をご参照ください。
酸素センサーとハウジングの間に水や異物が入っている
酸素センサーを取り外して、ハウジング内を清掃してください。酸素センサーの表面中心部の金属メッシュ部分はティッシュなどで軽く拭いて水や異物を除去してください。
酸素センサーが濡れていたり表面に結晶物がある
酸素センサーを新品に交換してください。詳細は、酸素センサーの交換 をご参照ください。(センサー保証期間内の場合は弊社にお問い合わせください。)
プローブのケーブルに破損や断線が見られる
プローブの破損や断線の場合、弊社にてお預かりし修理対応となります。修理依頼をしてください。

上記の処置を行っても改善しない場合は、本体の故障が考えられます。弊社にてお預かりし修理対応となります。

CO2測定値が「0.0」を示す(パックリーダーのみ)

パックリーダー(RO-105L/105LS)でO2/CO2測定をして、CO2測定値が「0.0%CO2」を表示する場合は、下記について確認および処置を行ってください。

チェックバルブの向きが逆になっている
チェックバルブは逆止弁機能があるため、向きが逆になっているとガスが正常に流れていきません。チェックバルブの細い方がサンプリングチューブ側になるよう、正しい向きに装着し直してください。詳細は、チェックバルブの交換 をご照ください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続にゆるみがある
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続部をしっかり締め込んでください。
フィッティング付サンプリングチューブは、本体側の接続部に、チューブの先端が8~9mm程度を目安に入り込むよう、奥までぐっと強く押し込んでください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブに詰まりがある
詰まりチェックを実施し、詰まっている部品の詰まりを取り除くか、新品と交換してください。詳細は、詰まりチェック を参照してください。
それでも改善されない場合は、修理依頼をしてください。

上記の処置を行っても改善しない場合は、CO2センサーの寿命または故障が考えられます。CO2センサーの交換は、弊社にてお預かりしての対応となります。弊社まで交換修理依頼をしてください。

測定値(O2およびCO2)や校正値の表示が変化しない

サンプルガスを吸って測定操作をしているにも関わらず、表示が変化しない場合(「20.9%O2」表示のままなど)は、ガス経路のどこかに破損や漏れやあり大気を吸引してしまっているかガスを吸引できていない、もしくは、酸素センサーが正しく装着されておらずガスを検知していない可能性があります。下記について確認および処置を行ってください。

チェックバルブの向きが逆になっている
チェックバルブは逆止弁機能があるため、向きが逆になっているとガスが正常に流れていきません。チェックバルブの細い方がサンプリングチューブ側になるよう、正しい向きに装着し直してください。詳細は、チェックバルブの交換 をご照ください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続にゆるみがある
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続部をしっかり締め込んでください。
フィッティング付サンプリングチューブは、本体側の接続部に、チューブの先端が8~9mm程度を目安に入り込むよう、奥までぐっと強く押し込んでください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブに詰まりがある
詰まりチェックを実施し、詰まっている部品の詰まりを取り除くか、新品と交換してください。詳細は、詰まりチェック を参照してください。
それでも改善されない場合は、修理依頼をしてください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブが破損している
破損した部品を新品に交換してください。
O2のみの場合
・酸素センサーが正しく取り付けられていない
・ハウジング用Oリングが外れている
・プローブ(青)の▼マークとハウジング(赤)の▲マークを合わせて取り付けてください。
・ハウジング用Oリングを正しく装着してください。
詳細は、酸素センサーの交換手順 をご参照ください。

上記の処置を行っても改善しない場合は、本体の故障が考えられます。弊社にてお預かりし修理対応となります。

測定値(O2およびCO2)がふらつく、測定に時間がかかる

測定をしていて値がふらついて安定しない、測定に通常よりも時間がかかる場合は、ガス経路のどこかに漏れがあるか、酸素センサーに異常がある可能性が考えられます。下記について確認および処置を行ってください。

針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続にゆるみがある
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続部をしっかり締め込んでください。
フィッティング付サンプリングチューブは、本体側の接続部に、チューブの先端が8~9mm程度を目安に入り込むよう、奥までぐっと強く押し込んでください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブに詰まりがある
詰まりチェックを実施し、詰まっている部品の詰まりを取り除くか、新品と交換してください。詳細は、詰まりチェック を参照してください。
それでも改善されない場合は、修理依頼をしてください。
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブが破損している
破損した部品を新品に交換してください。
O2のみの場合
・酸素センサーが正しく取り付けられていない
・ハウジング用Oリングが外れている
・プローブ(青)の▼マークとハウジング(赤)の▲マークを合わせて取り付けてください。
・ハウジング用Oリングを正しく装着してください。
詳細は、酸素センサーの交換手順 をご参照ください。
O2のみの場合
酸素センサーとハウジングの間に水や異物が入っている
酸素センサーを取り外して、ハウジング内を清掃してください。酸素センサーの表面中心部の金属メッシュ部分はティッシュなどで軽く拭いて水や異物を除去してください。
O2のみの場合
酸素センサーが濡れていたり表面に結晶物がある
酸素センサーを新品に交換してください。詳細は、酸素センサーの交換 をご参照ください。(センサー保証期間内の場合は弊社にお問い合わせください。)
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続にゆるみがある
針、メンブレンフィルター、チェックバルブ、サンプリングチューブの接続部をしっかり締め込んでください。
フィッティング付サンプリングチューブは、本体側の接続部に、チューブの先端が8~9mm程度を目安に入り込むよう、奥までぐっと強く押し込んでください。
測定環境温度の変化が激しい(空調の吹き出し口、ストーブが近い)
空調などの影響を受けない温度変化の少ない室内の場所で、測定してください。

上記の処置を行っても改善しない場合は、本体の故障が考えられます。弊社にてお預かりし修理対応となります。

O2測定値が点滅する

O2測定値が点滅表示する場合は、本体のO2校正値がずれている可能性が考えられます。下記について確認および処置を行ってください。

ゼロ校正不良の可能性がある場合
本体の「初期化」、またはゼロ校正を行ってください。初期化をすると、O2校正値が弊社出荷時の状態に戻ります。

初期化をした場合は、O2校正値だけでなく、「O2表示設定」「O2校正値」「出力設定」「測定モード」(パックリーダーの場合はこれに加え「CO2非表示」「上限設定」)も出荷時の状態に戻ります。任意で設定していた場合は、再度同じように設定が必要です。
(測定待機画面で「MENU」→「機能」を選択→機能メニュー画面で「初期化」を選択→確認画面で「▶」を押すと、初期化が完了です。)
大気を測定して20.0%O2以下または22.0%O2以上を表示する
十分に安定時間を取り、スパン校正を行ってください。

上記の処置を行っても改善しない場合は、本体の故障が考えられます。弊社にてお預かりし、修理対応となります。

CO2測定値が点滅する(パックリーダーのみ)

パックリーダー(RO-105L/105LS)でO2/CO2測定していて、100%CO2を超えた場合にCO2測定値(下段)が点滅します。下記について確認および処置を行ってください。
【注意】下記のうち、下線付赤文字の記載内容は、2023年11月28日以降の出荷品のみの内容となります。

CO2校正(CO2スパン校正)を実施した場合
CO2校正(CO2スパン校正)が正しく行われていない可能性があります。
初期化をしてください。初期化をすることで、CO2校正値が弊社出荷時の設定に戻ります。

初期化をした場合は、CO2校正値だけでなく、「O2校正値」「O2表示設定」「CO2非表示」「上限設定」「測定モード」「出力設定」も出荷時の状態に戻ります。任意で設定していた場合は、再度同じように設定が必要です。
(測定待機画面で「MENU」→「機能」を選択→機能メニュー画面で「初期化」を選択→確認画面で「▶」を押すと、初期化が完了です。)

または、測定濃度付近のCO2標準ガスで再度CO2校正(CO2スパン校正)を行ってください。

上記の処置を行っても改善しない場合は、CO2センサーの寿命または故障が考えられます。CO2センサーの交換は、弊社にてお預かりしての対応となります。弊社まで交換修理依頼をしてください。

O2測定値がマイナスを表示する

O2測定値が点滅表示する場合は、ゼロ校正値がずれている可能性が考えられます。
本体の「初期化」または、再度ゼロ校正を行ってください。初期化をすると、O2校正値が弊社出荷時の状態に戻ります。
初期化をした場合は、O2校正値だけでなく、「O2表示設定」「O2校正値」「出力設定」「測定モード」(パックリーダーの場合はこれに加え「CO2非表示」「上限設定」)も出荷時の状態に戻ります。任意で設定していた場合は、再度同じように設定が必要です。
(測定待機画面で「MENU」→「機能」を選択→機能メニュー画面で「初期化」を選択→確認画面で「▶」を押すと、初期化が完了です。)

CO2測定値がSTARTキーを押しても「----」を表示する(パックリーダーのみ)

パックリーダー(RO-105L/105LS)で、STARTキーを押しても「----」を表示する場合は、CO2センサーの寿命または故障の可能性があります。
「POWER」キーを押して一旦電源をOFFにし、再度「POWER」キーを押して電源をONにしてください。

それでも改善しない場合は、弊社にてお預かりし、修理対応となります。

その他の気になる症状

電源が入らない、液晶表示がつかない
プリンターに印字ができない
おくだけサンプラーの粘着ゲルが剥がれる
  

電源が入らない、液晶表示がつかない

電源が入らない、表示が付かない場合
乾電池が寿命の可能性がありますので、乾電池を新品に交換してください。乾電池は正しい向きで付けてください。乾電池は、単3形アルカリ乾電池またはニッケル水素電池(充電式)×4本をご使用ください。
ACアダプターをご使用の場合、専用のACアダプター(型式:AC-105)をご使用ください。コネクターがしっかり接続されているか確認してください。
電池を正しく装着しても改善しない場合
本体の故障が考えられるため、弊社にてお預かりし、修理対応となります。

プリンターに印字ができない ※パックマスター、パックリーダーのみ

パックマスター/パックリーダーのみ、専用のプリンター(オプション・別売)を接続して印字することができます。(パックキーパーにはプリンターを接続することができません。)
●測定値の印字方法
測定データの印字は自動印字ではなく、測定完了時に「MEMO」キーを押すことで、直前の測定データを1件ずつ印字することができます。
また、印字と同時に本体にも記憶されます(メモリー機能)。
1件ごとではなく、本体に記憶されている全データを一度に印字したい場合は、測定待機画面で「SEL」キーを押して「測定履歴画面」を表示させ、「START」を長押しします。記憶されている全データを新しい方から順に印字出力します。

●それでも印字できない場合
正しくプリンター接続や設定ができていない可能性があります。詳細は、エラーメッセージ「プリンター異常」 をご参照ください。

おくだけサンプラーの粘着ゲルが剥がれる(うまく測定できない)

おくだけサンプラー粘着ゲル

おくだけサンプラーの粘着ゲルは、両面テープで固定されています。何度も使用することで密着性が弱まり剥がれてきた場合や、注射針の抜き差しの繰り返しにより粘着ゲルがちぎれたりしている場合は、新品の粘着ゲルに交換してください。(型式:RG-2、20個入、標準価格:4,500円)
交換の際は、古い粘着ゲルの両面テープの跡などはしっかり取り除いて、新品の両面テープがしっかり接着するようにしてください。アルコール等で脱脂するときれいになります。

粘着ゲルが劣化してきたり密着性が弱くなると、サンプルガスが漏れる原因となり、測定が不安定になり正確に測定できないことがあります。また、劣化や剥がれがなくても、粘着ゲルに汚れなどが付着してしまった場合も、汚れを取り除くようにしてください。セロハンテープなどである程度の汚れ取り除くことができますので、きれいな状態で使用してください。
新品の粘着ゲルを貼り付けた後は約30分で接着強度が出ます。なるべく30分経ってから注射針を取り付けてください。

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