取り扱い・メンテナンス情報（IP-140T）｜飯島電子工業株式会社

測定が終わったら、本体やpH電極に付着した汚れを落とします。
●本体の汚れは、固く絞ったタオルなどで拭き取ってください。
●pH電極の汚れは、水道水や純水で洗い流し、外側に付いた水分をティッシュペーパーなどで拭き取ってください。
【注意】水道水で洗浄するときは、蛇口を半開程度で行ってください。全開にしたり高圧洗浄機を使用して水を直接電極膜に当てると、電極膜が割れることがあります。

電極膜やジャンクションなど、電極の先端部に目立つ汚れがある場合は、電極プロテクトキャップを外し、先端部をアルコールや中性洗剤などを含ませたティッシュペーパー、ガーゼ、脱脂綿などで軽く拭いてください。拭いた後は、水道水や純水で洗浄してください。
【注意】電極膜は薄いガラスでできており割れやすいため、ぶつけたり強い力を加えないでください。

●電極膜を乾燥させてしまった場合
電極保管用キャップの付け忘れや、電極保管用キャップ内に水道水やpH/ORP内部液がない状態で取り付けて長期間放置すると、電極膜が乾燥してジャンクションの周辺にKClの白い結晶が付着します。この場合、測定値に影響を与えたり、正しい値が得られなくなりますので、pH電極先端部をpH/ORP内部液に2 時間以上浸して結晶を取り除いてからご使用ください。

●2週間以内に使用する場合の保管方法
電極保管用キャップ内に水道水を3～5滴入れ、保湿スポンジを湿らせます。
【注意】水道水を入れすぎてしまうとジャンクションにしみこんで測定に影響してしまうため、入れすぎないようにしてください。

●長期間（2週間以上）、使用しない場合の保管方法
保湿スポンジを入れた状態で、電極保管用キャップ側面にある滑り止めの線の一番上付近まで、pH/ORP内部液を入れます。
【注意】pH/ORP内部液の量が少ないと、測定に影響することがあります。電極保管用キャップに付けたときにほぼ満水になる量を入れてください。