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【販売終了】CODメーター C-331
工場排水、海水、河川等のCOD値を簡単な操作で、短時間(約10分)に測定し、直読できるJIS法に準拠した簡易形CODメーターです。
JIS法直線回帰式の自動換算機能付。
C-331はJIS法に準拠した方法ですので、加熱は必要です。
JIS法では湯煎で30分加熱、C-331では付属のヒーターで5分加熱です。(JIS法よりも加熱時間の短縮ができます。)
ブランク測定の場合、レンジはどこに合わせても構いません。
ブランクはブランク独自のレンジを持っており、各測定レンジの倍率を乗じて各レンジに合わせることができるので、ブランク測定の際の測定レンジはどこであっても構いません。
ちなみに、ブランク測定の意味は、薬品の標定の意味で行うことです。標定とは、薬品のファクター(薬品の効力)を測定することです。わざわざ標定を行わなくても、ブランク測定を行うことで、ファクター誤差をキャンセルすることができます。
現在は、商品改善のため試薬No.2はNo.2Aとなっています。
試薬No.2Aは、従来No.2の添加量の1/3で済み、かつ、価格は同じなので、試薬No.2よりも、3倍長持ちしランニングコストも安くなります。
塩化物イオンがサンプルに含まれる場合、測定に影響する妨害物質となるので、COD試薬No.3を添加して塩化物イオンをマスキング(測定に影響がない様に遮蔽すること)するために使用します。(COD試薬No.3には銀イオンが入っています。)
No.3試薬を適量添加する際、No.3試薬が多すぎると測定値にマイナスの誤差を与え、少なすぎるとプラス誤差になります。そのため、塩化物イオンを正確に測定して適量のNo.3試薬を加えてください。
取説の「5.COD測定」に、添加量についての記述がございますので、ご参照ください。
測定に用いる薬品で、校正溶液ではありません。
過マンガン酸法COD分析装置の標準液として、グルコース溶液があります。グルコース1.676gを1リットルの水に溶かすと、1,000mg/Lに相当します。
基本的には寿命はありません。ただ、ガラスでできているため、割れたりヒビが入った場合は、電極交換となります。
基本的には、純水で洗い流せばOKです。
測定後、自動でクリーニングが行われるので、汚れは付きにくくなっています。自動クリーニングでも汚れが落ちない場合には、クリーニングキーでクリーニングを数回実施してください。それでも汚れが落ちない場合は、市販の硝酸原液などに1日程度浸しておくと汚れは落ちます。
取説の「7.電極の保守と注意事項」を参照してください。
JIS法の過マンガン酸法とC-331では、測定水の成分によりデータの差が変わってきてしまうため、ありません。サンプルにより数値が一致しない場合がありますが、そのような場合は、相関係数を入れ、補正することができます。
JIS手分析と比べると、加熱方法と加熱時間が違います。そのため、COD成分によっては値に差が出ることがあります。
C-331では、公定法COD、C-331の両方で測定し、相関係数を求め、補正します。また、加熱前に試薬No.3(硝酸銀水溶液)を定量0.4mL添加すると、銀の触媒効果により、酸化率が増大します。
(注意)被酸化物質によっては、試薬No.3液を添加しても酸化力の増幅が見られない物もあります。ベンゼン・アセトン等、酸化されにくい物質が含有するサンプルなどは、試薬No.3を添加しても酸化力の増幅は望めませんので、ご了承ください。
自動で沸騰を判断し、加熱タイマーをスタートさせます。そのため、加熱条件を一定にすることができるため、測定値が安定します。
影響はあります。過酸化水素水は、有機物ではありませんが、有機物と同様に過マンガン酸カリウムと反応してしまうため、COD成分として、測定されます。
その他に、二酸化硫黄、硫化水素なども、過マンガン酸を消費してしまうので、影響があります。
測定原理上、±2mg/L以内であれば問題ありません。
No.1試薬をピペットで取る時、最後まで強く押した状態だとより多くの試薬が取れてしまいます。軽く止まる所で押すのを止め、最後まで押し込まないようにしてください。
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