よくご質問をいただく内容について、下記に掲載していますのでご参照ください。
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こんな用途で使いたい

こんな測定ができるか?など

仕様・取り扱いについて

使用上の注意点、オプションなど

その他のご質問

校正試験、サービスなど

「こんな用途で使いたい」

缶詰のサンプルを測定したい。どのくらいのサイズまで測定可能ですか?

缶容器の場合は、標準の注射針では刺さらないため、オプションの「缶オープナー(型式:KO-1)」をご使用いただくことで、針刺しおよび測定が可能になります。缶オープナーは直径45~155mmまでの缶サイズに適応しています。測定する缶の形状が合うかわからない場合は、テスト器をお試しいただくか、サンプルを送っていただいて弊社で測定させていただきます。

飲料の溶存酸素(DO)の測定はできますか?

パックマスター(RO-105)のみ、オプション(別売)の「DO測定装置(MA-300)」を使用し、DOセンサーを接続することでDO測定が可能です。詳しくは、DO測定装置について をご参照ください。
なお、パックリーダー(RO-105L)、パックキーパー(RO-105K)ではDO測定装置を接続できないため、測定できません。

仕様や取り扱い(使用上の注意点、オプションなど)

RO-105シリーズの酸素センサー(ワグニット)は、前のモデルと互換性がありますか?

申し訳ありませんが、互換性はありません。RO-103シリーズ(RO-103S/103、RO-103KS/103K)とRO-105シリーズでは、酸素センサーが異なり、形状も異なるためセンサーの装着ができず、使用できません。形状だけでなく、センサー出力や特性も異なるため、互換性のないセンサーを使って正しい測定はできません。
RO-105の酸素センサー(型式:WA-SGF2)で改良された点として、高濃度O2(85%O2まで)が測定できるようになった点、1年保証付になった点、ガルバニ電池式でもCO2雰囲気下での耐性があること、1年保管が可能になった点(未開封・30℃以下・横向き保管の条件下)などがあります。

パックマスター(RO-105)、パックキーパー(RO-105K)、パックリーダー(RO-105L)の違いを教えてください。

3機種とも、基本的な本体機能や使い方、付属品は同じですが、大きな違いは以下のとおりです。
パックリーダーのみの機能として、CO2センサーを標準搭載。O2、CO2を同時測定できます。
パックマスターのみの機能として、オプション(別売)の「DO測定装置(型式:MA-300」を使用することで、溶存酸素(DO)の測定ができます。
パックキーパーには付加機能はなく、外部出力(プリンター接続、PC通信)がないため、廉価モデルとなっています。
使用用途に応じて機種選定、またオプションの必要性を含めご提案をしますので、お問い合わせください。

続けて違うサンプルを測定する場合、測定ごとに毎回、大気吸引または、校正するのですか?

サンプルが変わっても、毎回測定ごとに大気を吸引したり、スパン校正したりする必要はありません。1回の測定が完了したら続けて、注射針を刺して「START」キーを押して測定してください。連続して測定をした方がスピーディに効率よく測定できます。
続けて測定をしない場合は、電源をOFFにしても問題ありません。校正値や設定内容は電源をOFFにしても保持されます。
スパン校正は、電源ON/OFFの回数に関わらず、1日1回、最初の測定前に一度行ってください。

粘着ゴムは、一度使用したものを別の測定物に貼り直して、再度使ってもよいですか?

一度測定に使った粘着ゴムは、再利用しないでください。裏面の粘着力が弱くなっていることと、一度注射針を刺したことでゴム部が劣化していることにより、隙間から大気が混入する可能性があり、測定値に影響が出ることがあります。毎回、新しい粘着ゴムを使用して測定してください。

粘着ゴムは、付属のゴムを必ず使用する必要がありますか。

弊社指定の粘着ゴム(型式:RG-1、100枚入り¥7,500、10cm×2cm/枚)を使用してください。
もし代用品を使用する場合、サンプル容器に密着し、注射針が貫通するゴム状またはゲル状のものを使用してください。ただし、精度や品質保証ができないことがあります。

粘着ゴムを使用しなくても良いですか。使用せず測定するとどうなりますか。

注射針を刺す際に大気の混入を防ぐため、必ず付属の粘着ゴム(型式:RG-1、1枚あたり10cm×2cm)を使用して測定してください。使用の際は縦1cm×横1cm以上の大きさを推奨しています。
粘着ゴムを使用しないと、測定値に影響を与えてしまいます。たとえば容器内が減圧の場合、注射針を刺した瞬間に、わずかな隙間から容器内に大気が混入し、O2測定値が高めに出たり、CO2測定値が低めに出たりします。また、センサーが安定しにくく、測定に時間がかかることがあります。
また、容器内が常圧の場合でも、「START」キーを押してガスを吸引していくことで容器内が減圧傾向になることにより、わずかな隙間から大気を吸引してしまうことがあります。

自動モードと手動モードのどちらで測定すれば良いですか。

手動モードでの測定イメージ

通常は自動モードで使用します。自動モードでは、「START」キーを押すとポンプでガスを吸引しながら自動安定判断を行い、安定値を表示します。
手動モードは、「START」キーを押している間だけポンプが動作し、キーから指を離すと自動安定判断を行います。
下記のような場合に、手動モードを使った測定が便利です。
■中身の見える包装で、ガス量が少ない場合
ガスを吸引していくと、針先が内容物に刺さってしまう可能性があります。針先の位置を微調整しながらガスを吸引することができます。
■「ガス採集硝子管(型式:GS-2)」を使用する場合
ガス採集硝子管で、水中でガスを採集した後、吸引するときに液面を吸引してしまわないよう、調節しながら吸引することができます。

オプションの「おくだけサンプラー」の粘着ゲルは1個で何回の測定が可能ですか?交換の目安はどれくらいですか?

おくだけサンプラーの使用頻度により、劣化の具合は異なります。粘着ゲルは何度も注射針を通すことで劣化していきます。劣化すると、サンプルとの密着性が弱くなり、ガスが漏れる原因になります。
粘着ゲルに汚れなどが付いてしまった場合は、セロハンテープなどである程度取り除くことができます。また、粘着ゲルは両面テープで固定されています。汚れなどがない場合でも、両面テープがはがれるなど固定が弱くなってきたら、新品の粘着ゲルと交換してください。
また、目に見える汚れなどがない場合でも定期的に状態を確認して、劣化しているようであれば、新品の粘着ゲルに交換してください。

RO-103シリーズと比べて、RO-105シリーズで追加された機能や性能は何ですか。

RO-105で追加された機能や性能は下記のとおりです。(3機種共通)
■減圧包装の自動吸引が可能 ポンプの吸引力がアップし、-30kPaまでの減圧包装であれば、自動吸引で測定できるようになりました。
■高濃度O2測定が可能 測定範囲が0.00~85.0%O2になりました。
■酸素センサー1年保証 1年間は確実に使えるようになりました。
■1年保管が可能 未開封かつ0 ~ 30℃下で横向き保管の条件で、予備保管ができるようになりました。
■保証期限お知らせ機能 酸素センサーの1年保証の期限が残り30日になると、電源ON時に残り日数をメッセージで表示します。
■ガイダンス表示機能 エラーメッセージが表示された場合などに、エラーの要因や処置方法を日本語ガイダンスで表示する機能です。
■詰まりチェック機能 圧力センサーを搭載し、ガス吸引時に針やチューブ内に詰まりがある場合に検知する機能と、検知した場合に詰まりがある箇所を特定する「詰まりチェック」機能を搭載しています。
■初期化機能 O2表示設定、O2校正値、測定モード、出力設定を出荷時の設定に戻すことができます。
■時刻表示機能 画面上や測定履歴データにおいて、「年月日時」を表示します。

RO-103シリーズの時に使用していたオプション品はRO-105シリーズでも使用できますか。

使用できるものとできないものがあります。
■RO-105シリーズでも使用できるもの
おくだけサンプラー(型式:PO-1)、ガス採集硝子管(型式:GS-2)、缶オープナー(型式:KO-1)、オープナー(型式:KO-X1)、プリンター(型式:CBM-910Ⅱ-40)、精度チェックキット(型式:SCK-R)※です。
DO測定装置(型式:MA-300)はパックマスター(RO-105)のみで使用できます。
■RO-105シリーズでは使用できないもの
加・減圧用サンプラー(型式:S-2)は、RO-103/103S専用となります。

※精度チェックキットは、現行モデルが型式:SCK-R2となっています。

サンプリングチューブは、RO-103シリーズまたはIS-300のものをRO-105シリーズに流用できますか。

チューブの流用はできません。RO-105シリーズで使用するサンプリングチューブは専用のものであり、細さや素材が異なっています。本体に取り付けても、しっかり密閉ができないことで接続部から大気が混入し、値が不安定になったり、正しい測定ができない可能性がありますので流用しないでください。

パックリーダー(RO-105L)のCO2測定において、CO2センサーの寿命(交換周期)はどのように判断すればよいですか。

CO2センサーの場合、標準ガスで校正を実施した時に判定します。エラーが出なければ正常と判断できます。寿命の判断のため、定期的(年1回)に当社にお預けいただき、校正試験をご依頼いただくことを推奨します。
その他の寿命判断として、故障の場合は測定結果が「----」表示となるため、交換の必要性が判断できます。

寿命の目安は、使用条件によりますが、5年程度だとお考えください。ただしオイルミスト等が含まれる対象物は寿命が短くなる場合がありますので、あくまで目安とお考えください。
また、パックリーダー(RO-105L)には「CO2校正」の機能を搭載していますが、お客様の現場で実施いただくことは、通常はお勧めしておりません。理由は、校正条件がシビアであるため、お客様で実施いただくことが難しいと考えております。校正条件とは、「温度を長時間一定に保った状態で実施する」「ガスを十分に吸引させ、分析計内部のガスを完全に入れ替える必要がある」などです。

手元でCO2校正を実施したいのですが、CO2ガスのスプレー缶は購入できますか。

CO2ガススプレー缶で対象ガスを用意し、CO2校正を実施することはお勧めしていません。理由は、スプレー缶のガス精度が保証できず、校正用のガスとして不適切であることと、スプレー缶をご購入いただく場合、単位が6本単位のため、使用頻度を考慮すると、使用期限内に使い切れず廃棄していただくことになることが考えられるためです。

測定トラブルがあったときにすぐに原因追及したいため、現場で酸素計の精度確認をする方法はありますか。

オプション(別売)品に、精度チェックキット(型式:SCK-R2)があります。
付属の1%O2とN2の標準ガススプレー缶を使って、手軽に酸素計の精度チェックができます。当社にて精度保証の証明書は発行できませんが、お客様のもとで精度確認の記録を取ることでご活用いただけます。
詳細は、精度チェックキット のページをご参照ください。

その他のご質問

校正試験の内容は、どんなものですか?

校正試験とは、国家標準に定期的にトレースされている標準ガスや基準器などを用い、値の確かさや計測器の仕様・性能を満たしていることを証明するための試験です。試験の結果として、校正証明書を発行します。見本として、書式の見本 をご参照いただけます。

残存酸素計本体を購入した際には校正証明書は付属されていますか?

製品のご購入時は、校正試験(校正証明書)はセットになっていません。ご希望の場合は、ご依頼いただくことで(有料)、校正試験付きで出荷することが可能です。

校正試験を定期的に依頼する場合、推奨する頻度はありますか?

校正試験については、推奨の頻度はありません。当社が頻度を定めるものではなく、お客様によって「毎年1回」など定めて、当社に依頼をいただくことが多いです。

代替機は何日間、借りられますか。金額は発生しますか?

代替器は、無料でお貸し出ししています。当社にてお客様の製品を預かっている間の「代替用途」でご使用いただく分には金額は発生せず、お客様のお手元に製品をお戻しするまで、お使いいただけます。お客様の製品が届きましたら、代替器を返却いただくことになります。
ただし、販売終了となった製品の場合、代替器としてのご用意がないことがありますので、その場合は後継品の最新機種にて、貸出をさせていただきます。

安心パックに登録した場合、5年経過後に再登録可能ですか?

安心パックは、新品での購入時のみ、出荷から5年間、修理が発生した場合に(消耗品などは除く)当社が負担するサービスです。申し訳ありませんが、同じ製品での再登録(期間延長)はできません。

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