エラー表示が出る
数値がおかしい
その他の気になる症状

エラー表示が出る場合(該当する表示をクリック)

「End」(電源ON時、校正時)

ワグニットが購入から1年以上経過しており、電源を入れた時や校正した時に「End」が出る場合、ワグニットの寿命として表示されます。新品のワグニットを購入し、交換してください。(標準価格:17,000円)

ワグニット WA-TX
隔膜カートリッジ

●「End」=ワグニットの寿命
・ワグニットを1個まるごと交換します。寿命の場合、右の写真のように分解し隔膜カートリッジだけ交換しても、復帰はしません。
・寿命ではなく隔膜が破損した場合に、隔膜カートリッジと内部液(電解液)を交換することで、また使用することができるようになっています。
・ワグニット交換後は、ゼロ校正または0リセットをしてから再度ご使用ください。→0リセットの方法 をご参照ください。

「Er.60」(電源ON時)

ワグニットがしっかり固定されていないことによる接触不良、またはワグニットの故障、もしくはケーブルの断線、劣化、ノイズが要因で発生するエラーです。

キャップの締め込み

●ご確認ください
①ワグニットが装着されていますか?
②ラバーキャップを締め込む際、写真ように1.4mmくらいの隙間があくところまで締め込んでありますか?(最後までは締まりません)
●エラー表示が消えない場合
キャップ締め込みの不具合やケーブル断線などが考えられます。弊社にてお預かりし修理対応となります。

「LIFE」(電源ON時、校正時)

エラー表示ではなく、ワグニットの保証期限の残りの日数を30日前から知らせる表示です。保証期限の日以降は液晶表示の下段が「0」と表示されます。
「0」が表示されても継続使用は可能ですが、その後「End」表示になった場合はワグニットは寿命となり使用できません。残り日数が「0」になるまでに新品のワグニットを購入いただくことをお勧めします。

「c.Err」(校正時)

スパン校正時のエラーで、ワグニットの出力や温度が不安定な場合、正常に校正ができないため表示します。
●以下に該当する場合、お客様にてご対応ください
①プローブは大気中にありますか?水中に浸けて校正していた場合は大気中に出してり再度校正してください。
②水温センサーに指を触れたり、空調による温度変化がある環境下で校正していませんか?
③ワグニットの表面先端部に水滴や汚れなど付着している場合は、隔膜を傷つけないようティッシュや水で濡らした綿棒などで軽く拭き取ってください。
④ワグニットとプローブの間に水が入っている場合は、プローブを分解して水分を除去する必要があります。→ プローブの分解方法 をご参照ください。
●それでもエラー表示が消えない場合
隔膜の破損または電解液の寿命が考えられるため、隔膜・電解液を交換してください。→ 隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。
●隔膜・電解液の交換後もエラー表示が消えない場合
別の要因が考えられるため、弊社にてお預かりし修理対応となります。

「F.chn」(校正時)

ワグニットの隔膜の劣化や破損、古い電解液を使っている場合に、スパン校正時にエラーとして表示されます。

隔膜の破損

●以下に該当する場合、お客様にてご対応ください
①ワグニット先端の表面に水滴や汚れなどが付いていませんか?
→隔膜を傷つけないように、ティッシュや水で濡らした綿棒などで軽く拭き取ってください。
②明らかにワグニットの隔膜に傷・破れ・しわがありませんか?
→新品の隔膜カートリッジと電解液に交換が必要です。 隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。

③ワグニットを外してプローブとの間に水入りが見られる場合は、プローブを分解して(3Pガイドを引き抜いて)水分を除去してください。→ プローブのメンテナンス をご参照ください。
④ワグニット内部の電解液がなくなっている場合は、新品の隔膜カートリッジと電解液に交換が必要です。→ 隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。
●それでもエラー表示が消えない場合
他の要因が考えられますので、弊社にてお預かりし修理対応となります。

「S.chn」(電源ON時、校正時)

ワグニットが購入から1年以上経過しており、電源を入れた時や校正した時に「S.chn」が出る場合、ワグニットの寿命が近づいていることを知らせる表示です。
●新品のワグニットに交換してください。
・「End」表示が出るまでは使用することはできますが、ワグニットの出力が低下していますので、ワグニットを新品と交換してください。
・ワグニット交換後は、0リセットまたはゼロ校正をしてから再度ご使用ください。→0リセットの方法 をご参照ください。

「Er.61」「Er.62」「Er.63」

●「Er.61」 ワグニットの故障(ワグニット自体への水入りなどによるショートなど)の可能性があります。
→お客様にて対処はできません。弊社にてお預かりし修理対応となります。

●「Er.62」「Er.63」
 ワグニットの故障や、ノイズ、ケーブルの劣化の可能性があります。
→電源ON/OFFを2~3回繰り返してください。
それでもエラー表示が消えない場合は、弊社にてお預かりし修理対応となります。

「Er.64」

ID-150専用のワグニット(WA-TX)ではない場合に表示されます。
→ ワグニット(WA-TX)を装着してください。

「Er.80」

内部ICの故障、ノイズが発生しているときに表示します。
→電源ON/OFFを2~3回繰り返してください。
→それでもエラー表示が消えない場合は、弊社にてお預かりし修理対応となります。

「Er.82」

内部の消費電力に異常が発生した場合に表示します。
→電源ON/OFFを2~3回繰り返してください。
→それでもエラー表示が消えない場合は、弊社にてお預かりし修理対応となります。

「Er.81」「Er.90」「Er.91」「Er.92」「Er.93」

本体内部の故障が発生しているときに表示します。
→お客様にて対処はできません。弊社にてお預かりし修理対応となります。

「OVER」「HOLD」(「BETT」表示の上の部分)

液晶表示部分の不具合です。本来は「OVER」「HOLD」は表示される仕様にはなっていません。この他にも、DO値や温度表示の部分の欠けなどが発生する場合があります。静電気による一時的な症状もあれば、湿気や結露などの水入りが要因になっていることもあります。
→静電気が要因で表示されている場合は、しばらく放置することで自然に解消されます。
→それでも表示が消えない場合や、液晶部分への明らかな水入り(結露、曇り、にじみなど)が見られる場合は、弊社にてお預かりし修理対応となります。

数値がおかしい場合(具体的な症状をクリック)

値がいつもより低めに出る 値がいつもより高めに出る
値がふらついて自動安定判断しない 値が点滅表示している
測定値が「0.00」を表示する
水温表示がおかしい

値がいつもより低めに出る

DO計の保管場所と測定水に5℃以上の温度差がある
プローブを測定水に浸けて温度を安定させてから使用してください。
●保管温度35℃、測定水20℃の場合、温度安定に約15分かかります。校正場所の温度が測定水より高い場合は、温度が安定するまでは低めの値になります。
適切な流速でない場合
●測定には流速が必要です。30cm往復/秒の流速を与えて測定してください。
正しい流速の与え方 をご参照ください。
●浄化槽のばっ気槽などの場合、流速があっても気泡がワグニットに付くことがありますので、プローブを上下に振って気泡をつかないようにしてください。
ワグニット隔膜表面に水滴や汚れがある場合
隔膜を傷つけないように、ティッシュや水で濡らした綿棒などで軽く拭き取ってください。その後再度スパン校正をしてください。
スパン校正をしていない場合
スパン校正は1日1回、測定前に必ず必要です。急激な温度変化のない場所でスパン校正を行ってください。(温度変化がある場合は30分以上安定させます)
ワグニットを取り外しても「0.00」を表示しない場合
マイナス表示など「0.00」以外を表示する場合は、ゼロ点がずれていることになります。0リセットまたはゼロ校正を行ってください。→0リセットの方法 をご参照ください。
ワグニットの隔膜が破損している場合
隔膜カートリッジ、電解液を新品と交換してください。→隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。

値がいつもより高めに出る

DO計の保管場所と測定水に5℃以上の温度差がある
プローブを測定水に浸けて温度を安定させてから使用してください。
●保管温度35℃、測定水20℃の場合、温度安定に約15分かかります。
プローブ先端に気泡が当たっている場合
プローブを30cm上下に振って、先端に気泡が付かないようにするか、気泡の当たらないところで測定してください。または測定水をバケツ等に汲んで、バケツ内で流速を与えながら測定してください。
ワグニット隔膜表面に水滴や汚れがある場合
隔膜を傷つけないように、ティッシュや水で濡らした綿棒などで軽く拭き取ってください。その後再度スパン校正をしてください。
スパン校正をしていない場合
スパン校正は1日1回、測定前に必ず必要です。急激な温度変化のない場所でスパン校正を行ってください。(温度変化がある場合は30分以上安定させます)
ワグニットの隔膜が破損している場合
隔膜カートリッジ、電解液を新品と交換してください。→隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。

値がふらついて自動安定判断しない

保管温度と測定水の温度差がある場合
プローブを測定水に浸けて温度を安定させてからご使用ください。(保管温度35℃、測定水20℃の場合、温度の安定に15分ほどかかります。)
適切な流速でない場合
●測定には流速が必要です。30cm往復/秒の流速を与えて測定してください。
正しい流速の与え方 をご参照ください。
●浄化槽のばっ気槽などの場合、流速があっても気泡がワグニットに付くことがありますので、プローブを上下に振って気泡をつかないようにしてください。
ワグニット隔膜表面に水滴や汚れがある場合
隔膜を傷つけないように、ティッシュや水で濡らした綿棒などで軽く拭き取ってください。
ワグニットの隔膜が破損している場合
隔膜カートリッジ、電解液を新品と交換してください。→隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。
ワグニットを外すとプローブとの間に水入りがある場合
プローブを分解して(3Pガイドを引き抜いて)水分を除去してください。→ プローブのメンテナンス をご参照ください。
上記を実施しても改善されない場合
測定環境の影響が考えられます。指示値をそのまま読み取ってください。
※自動安定判断機能は、すべての測定環境に対応するものではありません。

数値が点滅表示している

測定中、0付近の数値が点滅している場合
ゼロ点がずれているため、数値がマイナスになり点滅表示します。0リセットを行ってください。→0リセットの方法 をご参照ください。
測定中またはプローブが大気中のとき20以上の数値が点滅している場合
●ID-150の測定範囲をオーバーしていますので、大気中でスパン校正を実施して再度測定してください。
●測定範囲は0~20mg/Lの範囲でご使用ください。
ワグニットの隔膜が破損している場合
隔膜カートリッジ、電解液を新品と交換してください。→隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。

測定値が「0.00」を表示する

プローブのラバーキャップがしっかり締まっていない
ワグニットがしっかりと固定されておらず、接触不良の可能性があります。ラバーキャップを締め込むことで、プローブ内のワグニットもしっかり固定されます。ラバーキャップを1.4mmの隙間があくところまで締め込んでください。
●この要因の場合、電源を入れた時に「Er.60」と表示されます。
ワグニットを外すとプローブとの間に水入りがある場合
プローブを分解して(3Pガイドを引き抜いて)水分を除去してください。→ プローブのメンテナンス をご参照ください。
ワグニットの隔膜が破損している場合
隔膜カートリッジ、電解液を新品と交換してください。→隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。
ワグニット内部の電解液がなくなっている
隔膜カートリッジ、電解液を新品と交換してください。→隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。
購入から1年以上のワグニットを使っている場合
ワグニットの寿命と考えられますので、新品のワグニットに交換してください。(交換後は、0リセットまたはゼロ校正をしてから再度ご使用ください。→0リセットの方法 をご参照ください。)
●ガルバニ電池式の酸素センサーは、使用しなくても消費するため、予備で保管することはできません。
ケーブルに破損がある、ケーブルを触ると値がふらつく
ケーブルの断線等が考えられます。弊社にてお預かりし修理対応となります。

水温表示がおかしい

実際の温度と少しずれている場合
大気と測定水とで温度差が5℃以上ある場合は、5分以上測定水に浸けて安定を待ってください。それでもずれている場合は、その他の要因が考えられますので、弊社にてお預かりし修理対応となります。
実際とかけ離れた数値や、「-9.9」「99.9」の場合
ケーブルの断線や破損、本体の故障の可能性があります。弊社にてお預かりし修理対応となります。
水温センサーに曲がりや破損がある場合
水温センサーの故障の可能性があります。弊社にてお預かりし修理対応となります。

その他の気になる症状(該当する症状をクリック)

電源がおかしい
安定判断が以前より遅くなった

電源がおかしい

電源が入らない場合
乾電池が寿命の可能性がありますので、乾電池を新品に交換してください。乾電池は正しい向きで付けてください。
●電池交換しても改善しない場合は、ワグニットとプローブの間に水入りしていないか確認してください。ワグニットを外してプローブとの間に水入りがある場合は、プローブを分解して(3Pガイドを引き抜いて)水分を除去してください。→ プローブのメンテナンス をご参照ください。
電源を切っても表示が消えず、しばらくしてから消える場合
ワグニット側に水が入りワグニットのコネクター部分がショートしたことにより、電圧降下し電源が入らない症状が発生したと考えられます。弊社にてお預かりし修理対応となります。
電源ONしてもすぐに表示がつかない場合
POWERキーを押して電源を切ったあとすぐにもう一度押して電源を入れようとすると入りません。これは電源を切るときに時間を要しているためで、電源を切った後は何度も押さずにしばらく待ってから再度電源を入れてください。
電池交換しても数日で電池が消耗し電源が切れる場合
プローブとワグニットの間に水入りしたことでワグニットがショートし、電源が入っていないときの消費電流が高くなってしまったことが考えられます。プローブを分解して(3Pガイドを引き抜いて)水分を除去してください。→ プローブのメンテナンス をご参照ください。
水入りが多い場合やプローブメンテナンスをしても改善されない場合は、弊社にてお預かりし修理対応となります。

安定判断が以前より遅くなった

経年劣化に伴いワグニットの状態が変化するため、新品のワグニットと比べると安定判断時間が長くなる場合があります。要因として、ワグニットの先端部に析出物が発生することで還元反応が弱くなること、また、隔膜に汚れやシワ(緩み)があると酸素透過性が悪くなり、電極表面まで酸素が到達する時間が長くなることです。
→ 隔膜カートリッジと電解液を新しいものに交換し、再度測定すると改善されます。→ 隔膜・電解液の交換方法 をご参照ください。
→ それでも改善されない場合は、上記の「値がふらついて自動安定判断しない」の処置方法をご参照ください。
→ それでも改善されない場合は、ワグニットの不具合の可能性が考えられますので、弊社にてお預かりし修理対応となります。

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