酸素濃度計・溶存酸素計のことなら
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残存酸素計パックキーパー/パックマスター/パックリーダー
RO-105KS/105S/105LS
取り扱い・メンテナンス情報一覧(クリックすると該当のタイトルにジャンプします)
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①本体フタ(RO-C)
②フィッティング付サンプリングチューブ(RO-SC)
③チェックバルブ(RO-CV)
④メンブレンフィルター(RO-MF)
⑤注射針(縦穴式)(NN-2116R-12)
⑥サンプリングアダプター(SA-5)
⑦酸素センサー(ワグニット)(WA-SGF2)
⑧ハウジング用Oリング(P-8-10)
●スパン校正
1日1回、最初の測定前に行います。空調設備を稼働する前の朝いちばんの室内など、酸素センサーと温度センサーの温度が十分に安定している状態が理想的です。
<手順>
1.注射針を大気中に出します。
2.「MENU」キーを押します。(メニュー画面が表示され、「校正」が選択されています)
3.「START」キーを押します。(O2校正画面が表示されます)
4.「START」キーを1秒以上長押しします。(校正を開始し、安定判断中画面になります)
5.ピーと鳴り「校正完了」を表示します。(測定画面に戻ったらスパン校正は完了です)
●ゼロ校正
毎日行う必要はなく、低濃度を正確に測定したいときに、校正用の窒素ガスをサンプリングして指示値を「0.00%O2」に調整する操作です。
<手順>
1.注射針を窒素ガスが吸引できる状態にセットします。
2.「MENU」キーを押します。(メニュー画面が表示され、「校正」が選択されています)
3.「START」キーを押します。(O2校正画面が表示されます)
4.「START」キーを1秒以上長押しします。(校正を開始し、安定判断中画面になります)
5.ピーと鳴り「校正完了」を表示します。(測定画面に戻ったらゼロ校正は完了です)
●初期化
校正したあとに測定値がおかしくなった場合にゼロ校正をしたいが、窒素ガスが用意できない場合、「初期化」をすることで、弊社出荷時の状態に戻すことができます。(初期化をした後は、スパン校正を行ってください。)
「測定操作」と「履歴の表示」以外の操作ができないようにキーロックをすることができます。誤操作による設定変更、校正、測定項目の切替、履歴消去を防ぐことができます。キーロック中は、解除操作をするまで、電源OFFや電池・ACアダプターを外しても保持されます。
測定画面で「MEMO」を3秒以上長押しします。
「測定画面をロックしました」と表示されます。
画面左下に「ロック中」が表示されます。
再度「MEMO」長押しでロックが解除されます。
注射針やチューブなどのガス経路が詰まっていると、正常にガスを吸引できず正しい測定ができません。ガス経路内の圧力センサーによる「詰まり検知機能」によって詰まりチェックを行い、詰まりの有無を判断します。
<判断方法>
・詰まりがない場合の圧力・・・「0~-5kPa」を表示
・完全に詰まっている場合の圧力・・・「-40kPa」くらいを表示
下記のような症状の場合、詰まりチェックを行ってください。
①減圧サンプルの測定時に「負圧検知」が表示された場合
②通常より測定に時間がかかる、「センサー不安定」が表示された場合
③通常より測定値が高い、測定しても表示された値が変化しない
<詰まりチェックの手順>
①測定待機画面の状態で、「MENU」を押します。
②「NEXT」キーを2回、「START」キーを2回押すと、<メニュー画面>から<詰まりチェック画面>が選択され、右のように表示します。(例)
③針先をサンプルから外し、大気を吸引できる状態にします。
④「START」キーで詰まりチェックを開始します。(手順は下記参照)
●注射針(またはメンブレンフィルター、チェックバルブ)に詰まりがあると判断できるケース
詰まりがあることにより、注射針をつけているときと外したときで圧力が変化します。下記の手順を繰り返して、針やメンブレンフィルター、チェックバルブの順に詰まり箇所をチェックしていきます。
詰まりが確認できた部品は、新品に交換してください。
詳細はそれぞれ、注射針の交換、メンブレンフィルターの交換、チェックバルブの交換 をご参照ください。
①「START」キーで5秒間ポンプが動作します。(吸引中)
②-40kPaくらいを表示します。(ガス経路が詰まっている)
③針(部品)を取り外して再度「START」キーを押します。(吸引中)
④「0~-5kPa」くらいを表示します。→ 詰まりがあると判断
●詰まりはなくサンプルが負圧で吸引できていないケース
ガス経路に詰まりがない場合は、針をサンプルから外して大気を吸引すると、0kPaに近くなり、最初に負圧検知したときの、サンプル自体が負圧であったことが判断できます。-30kPa程度の負圧のサンプルであれば測定は可能ですが、それよりも低い負圧の場合、ガスを吸引できないことがあります。
①針(部品)を取り外して「START」キーを押します。(吸引中)
②数値が変動し「0~-5kPa」くらいを表示します。→ 詰まりなしと判断
●注射針の種類 縦穴式/横穴式
2種類あり、通常(標準)は「縦穴式」の注射針(画像左)を使用します。
粘着物など詰まりやすいサンプルの測定の際には、「横穴式」の注射針(画像右)に付け替えて測定が可能です。
●粉末や液体などが注射針に詰まった場合
誤ってガスと一緒に粉末や液体などを吸引してしまい、詰まってしまった場合は、注射針をまるごと新品に交換してください。
<注射針の交換方法>
1. メンブレンフィルターから注射針を取り外します。(右図参照)
反時計回りに回しながら引き抜くと、取り外しやすいです。
2. 新品の注射針を、メンブレンフィルターに取り付けます。
交換後の注射針は、自治体の指示に従って廃棄してください。再利用はできません。
サンプルガスに液体や粉末が含まれている場合や誤って液体を吸い込んでしまった場合に、メンブレンフィルターが少量の液体や粉末を吸着します。これにより本体側に液体や粉末が入り込むことによる詰まりや故障を防ぐことができます。
液体や粉末を吸着すると、サンプルガスを正常な流量で通過することができなくなり、測定値が高めになったり、「負圧検知」などのエラーメッセージが表示されます。メンブレンフィルターが液体を吸着した場合は、新品に交換してください。(型式:RO-MF、標準価格¥2,500 [5ヶ入])
<メンブレンフィルターの交換方法>
1. 注射針をメンブレンフィルターから取り外します。
2. メンブレンフィルターをチェックバルブから取り外します。
チェックバルブの回転部分が空回りしないよう、指で押さえながら取り外してください。(右図参照)
3. 新品のメンブレンフィルターを取り付けます。
4. 注射針を取り付けます。
液体残りや詰まりがある場合は注射針も新品に交換してください。
チェックバルブは逆止弁の機能があり、サンプルガスの逆流を防ぎます。サンプルが減圧の場合、チェックバルブがないと注射針を刺した瞬間に、本体側から外気を吸引しサンプルに逆流してしまう可能性があります。
チェックバルブに詰まりがある場合や正常に動作しない場合は、新品に交換してください。(型式:RO-CV、標準価格:7,500円 [3ヶ入])
逆止弁のため、取り付けの際は向きに注意してください。(下図参照)
1. メンブレンフィルターと注射針を、チェックバルブから取り外します。(回転部分を指で押さえながら取り外してください。)
2. フィッティング付サンプリングチューブから、チェックバルブを取り外します。
3. 新品のチェックバルブを、細くなっている方がチューブ側になる向きで接続します。
4. メンブレンフィルターと注射針を取り付けます。
●酸素センサー表面の中心部は金属メッシュ状になっており、その下には薄い隔膜が張られ、内部には電解液に満たされた電極を構成しています。隔膜表面でガス中の酸素濃度を検知する仕組みです。
●正確に測定するためには、ハウジング(赤)内および酸素センサー表面の金属メッシュ部分に、水や異物が付着していないこと、また酸素センサーがプローブ(青)にしっかり装着された状態でハウジング(赤)に装着されていることを確認してください。
●酸素センサー(WA-SGF2)は1年保証付です。1年以内の故障の際は弊社までお問合せください。→ 保証期間 をご参照ください。
2. センサーを反時計回りに回し、ハウジングから引き抜きます。
3. プローブからセンサーを引き抜きます。
※プローブケーブルを強く引っ張らないよう注意が必要です。
4. 「ハウジング用Oリング」が溝に合わせてしっかり装着されていることを確認します。(右図参照)
Oリングが外れている場合は、しっかりはめこみます。
Oリングが劣化している場合は、新品に交換します。
【追加購入】型式:P-8-10(10ヶ入)標準価格¥2,000
5. 新品のセンサーをプローブの差し込み穴に合わせて差し込みます。
6. ハウジングに、センサー先端の突起部分が溝に合うように差し込み、時計回りに回して装着します。
プローブの▼マークとハウジングの▲マークを合わせます。(右図参照)
7. 本体フタを取り付け、本体フタローレットねじを締めます。
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